読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

coalamogu

~農家一年生とゆかいな仲間たち~

夢のピザトースト

以前、こっちの人の「たばこ」好きを紹介したが、暇さえあればお茶っことお菓子片手にお茶している。

ただ、町中を見渡すとカフェは見当たらない。どうやらこっちの人はお家でお茶するのが好きみたいである。

大のベローチェ好きだった夫は暇さえあればベローチェに平気で何時間も居座っていた。ところがここにはベローチェはない。ドトールもない。エクセルシオールもない。サンマルクカフェもない。星乃珈琲もコメダもモリバもイタリアントマトもない。そしてスタバは一大スペクタクルまで車で30分走らなければない。

いわゆる大手カフェチェーンと言われるものがすぐ近くにないのだ。夫からすれば、吉幾三ばりに「オラこんな村嫌だ~♪」と歌いだしたくなる勢いである。

ところが最近夫が上機嫌である。新たな憩いの場を見つけたのだ。

それはスーパーに併設しているカフェスペース。

人口がそう多くない割には巨大スーパーが乱立している。

あまり首都圏では聞かない「よねや」「バザール」「ビフレ」「グランマート・タカヤナギ」をはじめ「イオン・スーパーセンター」など、たったの数キロ圏内に5軒もある。ちょっと足を延ばせば「イオン・ザ・ビッグ」や「業務スーパー」まである。道の駅や農産物の直売所を加えればここは食のパラダイスだともいえるだろう。

そして、これらスーパーには必ずと言っていいほどパン屋とカフェスペースが併設されている。大手カフェチェーンより安くコーヒーは飲めるし、おいしいパンだってある。

妊娠中の妙な私の趣向の変化により、常に心からピザトーストを欲している。夢にまで出てくる。ここまで来ると、もしかして生まれてくる子供は鼻の高い金髪のアメリカ人なのだろうか?と疑いたくもなる。ところが、米農家であるこの家でライバルのパンにケチャップ。それにばあちゃんの大嫌いなチーズを乗せて焼くなんてご法度。この欲を私はスーパーで晴らすしかないのである。

というわけで買い出しは私たち夫婦が一手に引き受け、スーパーで心行くまでピザトーストを食べ、お茶して帰るのが定番となった。